2015年11月16日月曜日

家パチ液晶奮闘記その10


前回の記事つづき

キャプチャ画像中央に出来た謎の映像乱れ
この謎を解き明かすべく隊員たちは秘境にある洞窟を彷徨い
ついに・・・っ!!

いえ・・・ なにも見つかりませんでした

短いHDMIケーブルに変えたりなど見直しを行いましたが改善されず

しかし改善策を1つ この時すでに気づいてました

「HDMIスケーラーを通し解像度を下げる事」

でもこの方法は最終手段でした

以前使用したHDMI入力液晶モニタキットのコントロール基板に搭載された
スケーラー機能を使い解像度を落とし再度HDMI化させ安定化させる訳ですけど

まず 「解像度が落ちること」 「変換の繰り返しでの損失」 に懸念を抱きました

でも もうほかの術が思いつきません 断腸の思いで作業を進めます


HDMI入力液晶モニタキット
マルチメディアHDMI基板 [V59MB]

実機からの解像度が1280x960 @ 60Hz でした 4:3のQuad-VGAですね
4:3のアス比に対応した製品化されたHDMIスケーラーが業務用しか見当たらず
スケーラー兼画像補正機?を自作することになりました

コントローラー基板から出力させる解像度を変えるため
ファームウェアの選定をします

●実機からの解像度(1280x960)以下
●2、4、8、16の整数倍で同じ4:3のアス比(劣化を抑える為)
SingleLinkのLVDSで6bit or 8bit出力するもの
●音声との遅延がなるべく小さいもの
●キャプチャソフトが入力対応している

この条件を満たすファームウェアを探した結果
解像度1024x768の液晶パネル用が数点見つかりました

ヒヤヒヤと恐る恐るUSBメモリ経由でファームウェアを書き換えて表示チェック
書き換えて 表示チェック
書き換えて 表示チェック

ミスしてコントローラー基板を文鎮化させる恐怖と戦い
なんとか納得?妥協?できる画質でキャプチャすることが出来るようになりました!!

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長く 苦しい 戦いでした・・・

自作スケーラーをそのまま転がしておくのも危ないので
適当な木の板に基板をネジで固定
サブモニターに戻したいし専用でケース作るまでも無いかなぁ~って・・

ごちゃごちゃしたキャプチャ環境


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